
もはやその命運は尽きた。

関節の治療に呼ばれた男は、逃げる大使を捕らえ関節を外した張本人、アポロニウスだった。

自白は時間の問題だ

衛帝隊の仕事は最後の詰めに入る。

そこへ満身創痍の隊長デミトリアスが帰還する。

皆がその理由をいぶかる中、ルスカはその原因を看破する。



激しい戦いを胸の内で反芻し、相手に対し経緯すら窺わせるデミトリアス。

敗者は死して歴史から去るのみ。その存在は相まみえた者の胸の内にのみ残る。
【感想その他】
今回は前回に続いて激しいバトルが見れるのかと思っていたのですが、その結果のみを見せて激しい戦いを匂わせる抑えた表現でしたね。
デミトリアスの傷と不死隊隊長バルディアの姿を見ると戦いの激しさが確かに伝わってきます。
この姿と卑劣な密偵の首魁のアルメニア大使がある意味、好対照になっていますね。
一見飄々としているアポロニウスが卑怯な相手を許さない精神の持ち主であることも判明し、なかなか今回のエピソードも盛り沢山でした。
さて、今回でルスカ編が終了するのか。それとももう少しやってからセスタス編に戻るのか。気になるところです。そろそろ主役の顔が見たいですよ。
画像の出典
『拳闘暗黒伝セスタス』技来静也 白泉社(敬称略)
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