2016/02/14
11:01:00

久々の記事です。
先日出版されたこの単行本
みなさんは入手されましたか?
巻来功士先生と言えば
『ゴッドサイダー』をはじめとする作品で
80~90年代の週刊少年ジャンプの中堅として戦い
以降はスーパージャンプで『ミキストリ~太陽の死神』などを発表
集英社以外では『ゴッドサイダーセカンド』
記憶に新しいところではヤングチャンピオン烈で
『ゴッドサイダーサーガ 神魔三国志』
を発表しています。
その辺は各人検索で調べてほしいですが
本題はこの漫画単行本の紹介です!

カバーをとるとこのような表紙になってます。
この単行本は巻来功士先生が
デビューから集英社で悪戦苦闘して
セールス的には敗北して…
の過程が掲載されています。
メインは週刊少年ジャンプでの執筆ドキュメンタリーです。
個人的には青年誌に移籍してからのことも描いてほしかったのですが
その辺はリアルタイムなので憶測ですが
今描くとなまなましすぎるのでしょうね。
このマンガを読んで思うのは
週刊少年ジャンプという存在が黄金期からおそらく現在も
トップを維持するためにかなり過酷な選択をしているとのだろうということです。
みなさんもお気に入りのマンガが10週で終わってしまい悲しい思いをしたことがあると思います。
それは私は「たぶんアンケートがよくなかったのだろう」と思っていました
しかしこのマンガを読むと
『メタルK』の人気は悪くなかったのですが
担当編集者と編集長派の派閥争いという
マンガ家が触れられない部分での敗北の結果ということが読み取れます。
ジャンプといえど企業なので多かれ少なかれ、そうしたことがあるのは
仕方のないこととは思います。
しかしマンガの人気や実力以外の要素で判定されてしまうというのは
なにか合点のいかない思いがします。
それから当時私も感じていたのですが
『ジョジョの奇妙な冒険』の人気を不動のものとした最高の面白さの『ジョセフジョースター編(第2部)』と
連載時期がかぶってしまい、マンガをざっと見ると同一カテゴリーに分類されてしまい
またも企業判断で「かぶりネタはいらない」と切られてしまった
というのは悲しすぎました。
まぁ当時は『北斗の拳』と『男塾』と『ジョジョ(第1部)』の区別が一見さんにはつかない
とか揶揄された時代ではありましたしね。
しかし現在のジャンプを見るとこうした企業の選択の成功例なのか?
というのは個人的には複雑な心境です。
今はスマホゲームやTVアニメという無料コンテンツとの競合もしていかなければいけないので
企業の判断もシビアになっているのでしょうが
新人のマンガも絵の上手さではスゴイ人も10回で消えてしまうのは
何かマンガというものを衰退させているような印象を受けます。
たまにジャンプの関連月刊、増刊誌で見る新人の作品は
ワンピース絵柄丸出しのモノがほとんどというのも
悲しい現状です。
巻来功士先生がジャンプでなくでチャンピオンで『メタルK』以降の作品を発表していたら
80年代の細間真一先生(『魔界都市ハンター』)や90年代の山口貴由先生(『覚悟のススメ』)のような
スター街道もあったかも?とか思ってしまうのはファンの欲目でしょうか?
なんかしつこくなってますが当時の『北斗の拳』のセリフをもじっていうと
『原哲夫、荒木飛呂彦、巻来功士、この3人が別の時代に生まれていれば
それぞれが名に恥じぬ看板作家となっていたものを!』
という感じですね
願わくば巻来功士先生が今後も独特のカラーでの
作品を発表し続けてくれますように!というところです。
個人的にはチャンピオンつながりでチャンピオンREDや別冊少年チャンピオンなんかで
新作を描いてほしいですね
画像の出典
『連載終了! 少年ジャンプ黄金期の舞台裏』 巻来功士 イースト・プレス(敬称略)
関連記事はこちら
ゴッドサイダーサーガ 神魔三国志 PART.6(第6話)
『ゴッドサイダー』をはじめとする作品で
80~90年代の週刊少年ジャンプの中堅として戦い
以降はスーパージャンプで『ミキストリ~太陽の死神』などを発表
集英社以外では『ゴッドサイダーセカンド』
記憶に新しいところではヤングチャンピオン烈で
『ゴッドサイダーサーガ 神魔三国志』
を発表しています。
その辺は各人検索で調べてほしいですが
本題はこの漫画単行本の紹介です!

カバーをとるとこのような表紙になってます。
この単行本は巻来功士先生が
デビューから集英社で悪戦苦闘して
セールス的には敗北して…
の過程が掲載されています。
メインは週刊少年ジャンプでの執筆ドキュメンタリーです。
個人的には青年誌に移籍してからのことも描いてほしかったのですが
その辺はリアルタイムなので憶測ですが
今描くとなまなましすぎるのでしょうね。
このマンガを読んで思うのは
週刊少年ジャンプという存在が黄金期からおそらく現在も
トップを維持するためにかなり過酷な選択をしているとのだろうということです。
みなさんもお気に入りのマンガが10週で終わってしまい悲しい思いをしたことがあると思います。
それは私は「たぶんアンケートがよくなかったのだろう」と思っていました
しかしこのマンガを読むと
『メタルK』の人気は悪くなかったのですが
担当編集者と編集長派の派閥争いという
マンガ家が触れられない部分での敗北の結果ということが読み取れます。
ジャンプといえど企業なので多かれ少なかれ、そうしたことがあるのは
仕方のないこととは思います。
しかしマンガの人気や実力以外の要素で判定されてしまうというのは
なにか合点のいかない思いがします。
それから当時私も感じていたのですが
『ジョジョの奇妙な冒険』の人気を不動のものとした最高の面白さの『ジョセフジョースター編(第2部)』と
連載時期がかぶってしまい、マンガをざっと見ると同一カテゴリーに分類されてしまい
またも企業判断で「かぶりネタはいらない」と切られてしまった
というのは悲しすぎました。
まぁ当時は『北斗の拳』と『男塾』と『ジョジョ(第1部)』の区別が一見さんにはつかない
とか揶揄された時代ではありましたしね。
しかし現在のジャンプを見るとこうした企業の選択の成功例なのか?
というのは個人的には複雑な心境です。
今はスマホゲームやTVアニメという無料コンテンツとの競合もしていかなければいけないので
企業の判断もシビアになっているのでしょうが
新人のマンガも絵の上手さではスゴイ人も10回で消えてしまうのは
何かマンガというものを衰退させているような印象を受けます。
たまにジャンプの関連月刊、増刊誌で見る新人の作品は
ワンピース絵柄丸出しのモノがほとんどというのも
悲しい現状です。
巻来功士先生がジャンプでなくでチャンピオンで『メタルK』以降の作品を発表していたら
80年代の細間真一先生(『魔界都市ハンター』)や90年代の山口貴由先生(『覚悟のススメ』)のような
スター街道もあったかも?とか思ってしまうのはファンの欲目でしょうか?
なんかしつこくなってますが当時の『北斗の拳』のセリフをもじっていうと
『原哲夫、荒木飛呂彦、巻来功士、この3人が別の時代に生まれていれば
それぞれが名に恥じぬ看板作家となっていたものを!』
という感じですね
願わくば巻来功士先生が今後も独特のカラーでの
作品を発表し続けてくれますように!というところです。
個人的にはチャンピオンつながりでチャンピオンREDや別冊少年チャンピオンなんかで
新作を描いてほしいですね
画像の出典
『連載終了! 少年ジャンプ黄金期の舞台裏』 巻来功士 イースト・プレス(敬称略)
関連記事はこちら
ゴッドサイダーサーガ 神魔三国志 PART.6(第6話)
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コメント
コメント返しです
nama-k1さん
コメントどうもありがとうございました。
>不運(不遇)の作家と言えるかも
まさしく!
しかし不謹慎かもしれませんが、こういうスタンスの方の作品だから私のような一部のファンの心をがっちりとつかむという側面もあるのかもしれませんね
今後も応援を続けたいです
コメントどうもありがとうございました。
>不運(不遇)の作家と言えるかも
まさしく!
しかし不謹慎かもしれませんが、こういうスタンスの方の作品だから私のような一部のファンの心をがっちりとつかむという側面もあるのかもしれませんね
今後も応援を続けたいです
munekin2│URL│2016/02/15(Mon)23:19:06│
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なかなか興味深い記事でした。
メタルKはそのような理由で終了していたのですね。
不運(不遇)の作家と言えるかもしれませんね。
自分も同意で、REDや別チャンで描いてくれても良いなぁと思います。